|
護身具という名の武器がある。
催涙スプレー、スタンガン、特殊警棒など。
これらを有効に用いれば、格闘能力は格段に上がる。
しかし、である。いざ、という時に気持ちが怯んでしまったら意味をなさない。
同様に合気道でも技術がいくら上達したとはいえ、何かあった時に心が萎縮してしまえば体も萎縮してしまい、これまでの稽古の意味はなさないであろう。
自分を襲う者に対しては容赦なく攻撃を加え、相手が死んでも責は相手にあると胸を張って言い切れる気持ちがないと、護身術など何の効果も発揮しない。
護身術を学ぶには、体を鍛えて、技を磨いて、心をやはり鍛える必要がある。
但し、心には心の鍛え方がある。
人間は予期せぬ出来事が起こると動揺する。
強盗や強姦が他人事ではなく、自分も被害に遭う可能性があり、その状況をある程度想定する訓練も必要だと思う。
火災訓練と同じ意味合いを持つ。
その対処に護身術を必要とする犯罪は、どのようなものか?
それは、どこで、どのような時に起こりやすいか?
どのような人が狙われるか?
その犯罪が行われる時においての被害者の精神状態はどのようなものか?
そして加害者はどのような心理状態か?
どのように対処するのがベストか?
事件後の不安感、精神的ショックをどうするか?
私達の戦技研は、このような局面で対処出来るよう取り組んでいる。
研究した結果は折を見て、web上で世に公開する予定でいる。
もちろん女性の護身術に関してである。
養神館合気道の発展と社会への貢献を真剣に考えるならば、このような取り組みはとても重要だと信じる。
|