久島流剣術

久島流剣術は一時的な名称としています。

「養神館合気道学習用剣術」

久島流剣術は神衛の稽古の中でも特に人気がある科目の一つです。神衛代表の久島が養神館合気道の動作原理を基にしてまとめ上げた養神館合気道学習用剣術です。

合気道は剣の理合を体術に応用した武道です。これを言い換えれば、
「剣を持たないけど剣を持ったように動き相手を制する武道」
となります。

それならば、
「剣を持って合気道の動きをしたら、どういう剣術になるのか?」
という考えと
「合気道が剣の理合を体術に応用した武道であるなら、その元となる剣の理合を直接学べば合気道への理解もより深まるのではないか?」
という考えから、養神館合気道を剣に応用する研究を開始しました。

それら研究から技術や稽古方法を体系化し、神衛の有段者以上を対象に指導をするようになりました。

2020年のコロナ禍の最中、コロナ感染防止の為に相手と接触する稽古を避ける為、段級を問わず指導を行う事になりました。その際、合気道を全く学んだ事がない初心者が久島流剣術を学ぶと、非情に短期間で合気道の動作を覚え技法の要点を短時間で理解する事が明らかだと分かりました。

そこで久島流剣術の位置付けを「養神館合気道学習用剣術」としました。

「久島流剣術とする理由」

久島が全責任を取るという意味で久島流としているのが主たる理由です。加えますと、神衛や久島をよく知らない入会したばかりの初心者の方が、この剣術の理論や体系を久島が考えたのではなく、他の団体の盗用をしていると誤解されないように名称を「久島流剣術」としました。

「説明の補足」

昭和38年4月に塩田剛三先生によって制定された「剣対剣による体捌き」という資料を園田武彦本部道場師範のご厚意により譲り受けて、その資料の解析を行いまとめる事をしていました。

「剣対剣による体捌き」の解析から得られた土台を基に、既に述べた「養神館合気道を剣に応用する」為に更に理論を追求して、養神館合気道の理合に沿った剣の用法を組太刀や稽古方法としてまとめ上げたのが久島流剣術となります。

「剣対剣による体捌き」は全て最初の一太刀で終わります。古流剣術のような剣と剣の連綿とした攻防はありません。久島流剣術は、剣をより深く学ぶ為に、剣と剣の連綿と続く攻防をまとめています。

また久島流剣術では、自分一人に対して敵が二人と想定した組太刀もまとめています。

久島流剣術