06.併修は可能ですか?

Q

空手と合気道に興味があるので、どちらも習いたいのですが、大丈夫でしょうか?

A

併修自体は問題ありませんが、開始時期については相談して下さい。空手と合気道を同じタイミングで始めた方は、多くが両方を挫折しているようです。

空手と合気道に限らず、合気道と他の何かを学ばれる事について、お話をします。

ランニングやヨガのような、追求すれば大変だけど、手軽にやっても問題ないトレーニング的な運動なら合気道との併修は、いつ始めても大丈夫です。

空手など他の武道や球技、ダンス、あるいは楽器、など、技術や覚えたり理解しなければいけない事が多い習い事は、併修における開始時期をずらした方が良いでしょう。

開始時期をずらす際、楽器と合気道ならば半年から1年間程度、空手と合気道ならば、どちらかを初段取得してから、というタイミングを目安として下さい。

また重要な事ですが、併修をする際は必ず、指導を受ける先生に相談をして下さい。決して自分の判断だけでは行わないようにしましょう。

ただ、異なる合気道団体の併修は、神衛において基本的に認めていません。また、剣術や杖術についても、合気道の剣や杖とは異なるものですので併修をお考えの方は事前にご相談下さい。

ここからは蛇足ですが。

突き、蹴り、などの技術に興味がある程度で、空手を合気道と併修されたいという事であれば、神衛においては戦技研にて指導をしています。後ろ回し蹴りなど空手を十年以上やっていても理解しづらい高度な技法も、正しく身に付けられます。

また神衛において戦技研を受講された空手経験者全員が、「空手での苦労は何だったのだろう。最初から神衛で合気道だけをやっていれば良かった。」と言っています。

ただし、松濤館流や剛柔流などの型を学んでみたい方は、やはり空手道場に行かれるのが良いでしょう。逆も言える事ですが、空手では合気道では学べない何かを学べます。また、空手の組手を通して、合気道の型稽古だけでは学べない、組手で相手と競う、という経験も貴重な人生の財産になるはずです。

2017年3月8日