
神衛代表師範の久島俊樹(くしまとしき)です。
合気道という道は、つまり「人としての成長」を意味すると考えています。
言い換えれば、「人としての成長」につながる取り組みをしていないのであれば、それは「合気道みたいな何か」となってしまう、という事です。
武術と武道の違いは、恐らくは「人としての成長」を念頭に置いた取り組みをするかどうか、だと思います。
そして、社会において合気道が、その存在を認められるには、やはり「人としての成長」としての取り組みをしている、という実績が必要です。

今、私は戦っています。
コロナ禍でYouTubeを見る人が増えたのか、そうした動画サイトで、私が考える道とは全く違う世界の、私が言う「合気道のようなもの」が散見できます。
先日、子供に合気道を学ばせたい、という父親が、子供を連れて見学にきました。
サングラスをかけて道場に入ってきた父親は道場に入るなり
「おう」
「ほー」
「そうか」
とか、そんな口ぶりの態度でした。
ただ、見学をして貰ったら、稽古の途中から態度が急変して、妙に丁寧な態度になってました。
その父親は恐らく、YouTubeで合気道(のようなもの)の動画を見て、私達を、そうした「人としての成長を考えない合気道みたいなもの」をやっている人達と同類に思ったのでしょう。
そして稽古を見て、「ここは違う」と分かったのでしょう。
世の中において、合気道の評価は地に落ちていくばかりのように感じています。
冗談ではない。
日本の武の伝承をして下さった先達の血と肉片がこびりつく棘(いばら)の道の跡を、私は絶対に途絶えさせはしない。
先達の生きた意味、そして生きた価値は、永久に輝き、そして忘れられてはいけない。
私は塩田剛三先生が世に遺された養神館合気道を、「人としての成長」の道としての実績をつくり、養神館の名を確かなものにしていきます。
そうした取り組みに興味がある方がいらしたら嬉しいです。
ご見学は遠慮なくいらして下さい。