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神衛のスピリッツ

指導担当の久島です。

もし、この道場へのご入会をお考えの方が読まれていましたら。

「塩田剛三」の名前を敢えて多用していない理由も、近々ホームページに記載しようと思っています。それと、別に書こうと考えているのは、神衛のスピリッツ、です。

人生をどう生きるか、です。

型稽古の世界で、先に入会していれば先輩で、自分と先生との距離が近い事がステータスになって、みたいな事で、
「俺も塩田剛三先生に近付けた!」
なんて、本気では思っていないでしょうが、そんな価値観が色濃くある世界に身を置いてたら、自分の人生は、知らないうちに自分がいる環境の影響を大きく受けていくと思います。

かなり前に、私はそんな事を考えました。

型稽古だけで、実際の戦いには対応は難しいと考えた時、誤魔化すのではなく、自分で考え、失敗を重ね、少しずつ成功の道をつくっていく、という事を私はしてきました。

型稽古の中でも、弐段以上の審査に出てくる、後ろ両手持ち、後ろ両肘持ち、後ろ両肩持ちの各自由技の意味について悩み、考え、要諦をまとめ、誰もが学びやすいように理論化しました。これは、錬身会代表の千田務先生が養神館本部道場の道場長時代に、
「あちらへ進め」
という道しるべを立てて下さったので出来た事です。しかし、道しるべの先に道はありませんでした。

塩田剛三先生が後技両手持ち自由技の演武をされている動画などありません。正解は誰も分からないのです。

私達は、出来上がったものにすがりついたりせず、自分の人生をどう生きるか、という事にこだわって、敢えて困難を探し出し、それらから逃げずに立ち向かい、成果を出してきました。そうしたスピリッツが神衛にはあります。

人生は一度しかない。自分の人生の評価は、他人ではなく自分が決める。他人が自分を馬鹿にしても、それは価値観や生き方が違うだけである。他人の価値観に付き合う必要はない。自分が社会でどういう評価を受けても、自分は最善を尽くして生きてきた、という生き方そのものに誇りを持てる事が大切である。

他人が見ていないところでこそ自分を律し、他人から損な生き方をしているとバカにされるような生き方でよい。

神衛はまさにそうしたスピリッツそのものと言える団体です。

だから、もし神衛にご入会を考えている人がいらしたら、そういう生き方を一緒にしていけたら嬉しいです。それこそ仲間です。