指導担当の久島です。
人生の夢とは、人それぞれです。多くの人にとっての夢とは、希望する職業に就く事、理想的なパートナーとの出会い、経済的に裕福になる事、のように思えます。
そして、それらの夢を叶えたとしても、それが幸せに直結するとは限らないものだと、今の私にはよく分かります。
幸せとは感じるものです。つまり自分の価値観が反映される、という事です。
他人を見下したり、相手の不幸を喜ぶような者はいます。そんな者が感じる幸せとは、どんなものでしょう。そんな者が目指した職業、理想とするパートナー、経済観念など、他人が羨むもの、と当人が信じているものではないでしょうか。
他人が羨む社会的地位がある職業、他人が羨む外見のパートナー、他人が羨む生活水準が出来る経済力。つまり、それって、他人が羨ましがらなければ、幸せを感じられないという事です。
自分の価値観の基準が他人の価値観に依存している、と言っていいでしょう。それに本人が気付く事はないでしょうし、遺伝子に基づいた価値観でしょうから、それが本人の人生という事でしょう。
結局は、自分がどうか、という事です。自分は、どう考えて、どう行動するか、そしてそれをどう評価して、次にどうしていくのか、です。
次にどうしていくのか、というところの先に、叶えたい夢がある、という考え方を私はしています。
人生を失敗ばかりしてきて、そこで至った考えです。
タイムマシンに乗って高校生くらいの私に会って、これを伝えたいです。
「お前、このままでいたら、未来のお前は、まぁ俺だけど、合気道の道場を運営するほどに落ちぶれるぞ」
と高校生の私に言ってやりたいです。多分、高校生の私はそれを聞いて
「それだけは嫌だ!合気道なんて人格障害者のコミュニティーでしょう!」
とか言うでしょうね。
そんな考えだから、人生失敗ばかりするのです。
過去は変えられないけど、未来は変えられる、というか、良い方向に持って行きましょう。神衛の稽古は、そういう力を身に付ける為のものと言っていいですから。