3月、6月、9月、12月に級位と段位を認定する審査を神衛道場にて行っています。
入会時は無級となります。最初の審査は10級から6級までの本人の実力に応じた級位取得に挑戦して頂きます。
以降、5級、4級と順に受験をしていく事になります。
5級の受験資格は6級取得者、4級の受験資格は5級取得者というように、5級以降の受験には受験資格が必要になります。
10級から6級までは受験資格はありません。
4級まで白帯です。
3級、2級、1級が茶帯です。
初段以上が黒帯となります。
審査受験においては、受験する級や段ごとに定められた受験料が必要になります。
袴着用は男性の場合は参段以上から認められますが、稽古において袴を着用する際は指導者の許可が必要です。女性は4級から袴着用が認められますが、初段取得以降に袴を購入される方が多いです。
級や段を取得するまでにかかる期間については、個人差が大きいので明記出来ません。入会されてから、週に1回の稽古で2年から3年くらいで初段取得される方が多いです。
以上は公益財団法人合気道養神会の規定に従うものとなります。
また審査受験に臨むにおいて、下記内容の事をご理解下さい。
・合気道の上達は個人差がある。
・初段合格してから本当の合気道の稽古が始まる。
・神衛の審査は公正に行われ、稽古も審査合格に導く内容である。
合気道の上達は個人差がある
上達のスピードも、その人の能力だけではなく、合気道を始める前に運動能力を向上させるトレーニングに取り組んだ経験も大きく影響します。
入会される方の能力や運動経験は大きく異なる事が多いです。だから同じ時期に入会した人がいても、同じスピードで上達するとは限りません。(お友達どうしで入会されたい方は、その点はご了承下さい)自分より後から入会してきた人が、自分より早く上達してしまう事も往々にしてある事です。
それゆえ、自分は自分、他人は他人、として自分のペースで稽古にお取組み頂く事をお勧めします。
初段合格してから本当の合気道の稽古が始まる
合気道は初段取得してからが本当の稽古になります。合気道の真価を理解出来るようになるのも初段の実力に到達してからです。スキーやスノーボードで滑れるようになる、サーフィンで波に乗れるようになる、球技で試合で勝てるようになる、といった一定レベルに達するには、相応に努力と時間が求められますが、合気道も同様です。
初段審査合格を合気道稽古の最終目標にする事は、スキーで少し滑れるようになったらやめてしまう、サーフィンで少しボードに立てたらやめてしまう、という事と同じようなものでしょう。
黒帯を腰に締めて道場に立てば、黒帯としての立ち振る舞いと技のレベル、という次の課題が出てきます。ここからがいよいよ合気道の本当の稽古が始まるのです。
神衛の審査は公正に行われ、稽古も審査合格に導く内容である
神衛での審査は、適正に公正に行います。そして稽古の指導は審査合格に導くものになるようにしています。稽古はゆるくして、審査だけ厳しくする、という事はございません。