指導担当の久島です。
「なんとかのドラゴン」とか「怪獣何号」とか色々と悪く言ってしまいました。本当につまらなかったので作者の方には申し訳ないです。
面白かった漫画は沢山ありますが、合気道をやる人にお勧めなのは
「あさひなぐ」
です。
主人公の名前が「あさひ」ちゃんという子で、「なぐ」とはつまり「薙ぐ」という意味だと思います。薙ぐとは「横に払うように斬る」という事のようですが、これはもしかしたら最終回の伏線となる言葉かもしれない、と読了して3年以上経って思いました。もう1回読んでみないといけません。
「あさひなぐ」を50代の初心者の男性会員に
「高校生の女の子だって、こんなに頑張るのですから、あなたも負けないで下さい。」
と紹介してみました。
実話ではなく、「あさひなぐ」はフィクションなのですから、50代の合気道初心者に何の参考になるのか疑問は残ります。それも青春真っ只中の女子高校生と、脂の乗った50代のオッサンですからね。
ところが、その50代男性は、「あさひなぐ」を全34巻買い揃えて一気読みをしてしまったそうです。
「あさひなぐ」において、作者は薙刀の師範に1年近くをかけて取材をしてきたそうです。これが作品を大きく意味あるものにしたと思います。この作品に込められている武道修行における色々な意味が、その50代男性の心に響いたのでしょう。
そして、武道を始めるにおいて、年齢は関係ないという事も言えます。
50代を過ぎてもなお、合気道を始める事は青春をもう一度過ごす、という事なのです。
(以上が本文です。ここから先は蛇足です)
そうです、高校生のあの頃に戻るのです。
だから、神衛では50代以上の男性に限ってですが、新しく入会される方には、道場に通う為の制服を制定しようか考えています。勿論、学生帽付きの学ランですよ。土日午前の稽古には、学ランを着て道場にいらして頂きます。
↑こんな感じの制服です。テーマは「喧嘩と友情、そして淡い恋心」でしょうか。まあ、50代になって漫画のような殴り合いの喧嘩は無理だし、50代の友情なんて(私的には)気持ち悪いし、50代男子の淡い恋心なんて精神病かもしれません。そもそも男子じゃないし。
そうそう、こういう漫画って、主人公達は不良で喧嘩ばかりしているのに、マドンナ役は何故か真面目で純真なお嬢様なんですよ。作者の果てしなき妄想なのでしょう。合気道の道場を運営する私の妄想ブログと似た何かを感じます。(本宮ひろし先生は千葉県市川市にお住まいだそうです。嬉しいです。)
制服は冗談です。