神衛の読み方について
神衛は「しんえい」と読みます。「しんえい」という言葉の響きに、強く惹かれるものがあり、団体の理念として「神衛」の意味以外にも思いが繋がる事を願っています。その思いとは下記の通りです。
「しんえい」は「真鋭」の団体である。
日本最古の兵法書である「闘戦経」に「真鋭(しんえい)」という言葉が出てきます。家村和幸著「闘戦経」によれば、精鋭の、さらに優れた絶対的な鋭さを真鋭というそうです。
私達は合気道団体として精鋭の集団となる事を常に意識しながら、更に精鋭中の精鋭である新鋭であらん事を目指していきます。
「しんえい」は「真の鋭さ」を表す。
家村和幸著「闘戦経」によれば、孫氏の兵法が相手を騙し打ちする事を主眼とする事に対して、真鋭は誠の心で、真に鋭い一撃にて勝負を決する事を尊ぶ思想という事です。合気道は剣の理合を体術に活かした武術であり、つまり剣の鋭い一撃を体術においても表す事を目指していきます。
「しんえい」は「新鋭」を追求する団体である。
兵器においては最新鋭こそが最強です。命を守る為の合気道、分かりやすく言えば、命を守れる強さを皆様が身に付けられる合気道である為に、「戦技研」という実戦対応クラスを設け、常に合気道の研究を行っています。合気道そのものは伝統を伝えていますが、その運用法は常に最新鋭を誇る内容となっています。
「しんえい」は「神の如くまもる神衛」
「神衛という名称について1」にて、多くを説明させて頂きました。当団体で合気道を学んだ皆様が、危険な状況に巻き込まれそうになっても、あたかも神様に守られているかの如く、または鬼神のような強さを見せて、その身と守るべき存在を守って頂きたいという願いを込めています。私達「神衛」の活動がそうした事に役立てるようにしていきたいという目標です。
色々と迷い、「心と命について合気道を通じて考えを深め、心と命を守れる人を育成する」という意味を最優先にした「神衛」という団体名に落ち着きました。